第452話あんな悪い人見たことない

「エミリーのことを言ってるのか? どうしてそんなことが……。あの頃、お前は彼女のことが大嫌いだったじゃないか。それに、彼女がこんな分野に詳しいはずが……」

ジェームズの最初の反応は、やはりエミリーの能力を疑うことだった。

彼はまだ、昔のエミリー像に縛られたままに見えた。

少し前までなら、エイデン自身もきっとジェームズと同じことを考えていただろう。

だが今は、心からエミリーを敬服していた。

本物の才は彼女だったのだ。

それなのに、仲間全員があまりにも目が曇っていて、あれほど貴重な才能を追い払ってしまった――なんとも惜しい話だ。

エイデンはジェームズを嘲るように見て言った。「俺たちが...

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